大会長挨拶
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第19回日本禁煙学会学術総会
大会長 藤田英雄(理事)
自治医科大学附属さいたま医療センター総合医学第1講座 主任教授
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このたび第19回日本禁煙学会学術総会の大会長を拝命いたしました。令和7年11月29日・30日の2日間にわたり埼玉県さいたま市大宮において開催できますことを大変光栄に思います。
本総会テーマは、「科学がつなぐ禁煙と健康社会」とさせていただきました。このテーマには、禁煙という行動・治療が個人、家庭、職場、さらには地域社会全体の健康を支える基盤となり、科学の力を通じてその重要性がより一層広く理解され、社会に実装されていく未来を共に創造したいという願いを込めました。本総会では、全国の研究者や実践者の最新知見を共有し、科学と社会を結びつける具体的な方策について活発に議論する場にしたいと考えております。また、多職種連携や地域社会との協働を通じた具体的なアプローチについて議論し、実際の活動へとつなげる貴重な機会となること、さらには従来の医療者や保健分野の専門家に加え、行政、企業、教育機関、地域住民の皆さまといった多様な立場の方々が集い、禁煙推進のための新たな協力関係を築くことを目指しています。本大会が、すべての参加者にとって学びと発見の場となり、禁煙の次なるステップを踏み出す契機となれば幸いです。
会場となる大宮は、首都圏の北の玄関口として鉄道・空路ともアクセスが良く、また自然と都市/古きものと新しいものが調和した魅力的な地域です。学会の合間には、この地ならではの文化や風景もぜひお楽しみいただければと思います。
最後に、本総会の開催に向けてご尽力いただいている関係者の皆さま、そして日々禁煙推進のために活動されているすべての皆さまに深く感謝申し上げます。本大会が有意義なものとなり、禁煙活動のさらなる発展に寄与することを願っております。
それでは、2025年11月、大宮にて皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。